23日、財団法人マンション管理センターが、平成20年度のマンション管理士試験の受験申込状況を発表した。ちなみに、受験者数ではないので注意。

今年の受験申込者数は22,462人となっており、昨年の23,093人より2.7%減少という結果となった。受験者数は年々減少しており、第1回試験開始時(平成13年)は9万人を超えていたのに、現在は2万人ほどだ。後述するように特に資格がなくても業務ができること、合格後のメリットが少ない割に試験が難しいことなどが減少の理由として考えられる。しかし、今後は築年数の古いマンションが増えることもあって、マンション管理士の活躍の場は広がる可能性がある。

マンション管理士試験とは、平成13年8月1日に施行された、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律(マンション管理適正化法)」に基づく、国土交通省が管轄する不動産の国家試験である。現在は、国土交通大臣が指定する試験機関である、財団法人マンション管理センターが試験事務を実施している。

マンション管理士とは、マンション管理組合のコンサルタントのような資格を有する。マンション管理組合の運営やマンションの維持などに関する、管理組合や入居者の相談の対応などを行う。管理が不十分だと不動産の価値は下がることとなるが、入居者は専門知識を有しないため、適切な管理が行われているのかをチェックしにくい。また、マンションの老朽化や入居者の高齢化に伴うトラブルも増えてきた。そこで、適切なアドバイスができる専門職としてマンション管理士が必要とされるようになった。このような業務を行うこと自体には資格は不要なのだが、資格なしにマンション管理士を名乗ることはできない。

受験の申込みは9月(1ヶ月)であり、試験は11月下旬に行われる。残念ながら今年の申込みは締め切っている。受験料は9,400円(平成20年現在)。試験問題はマークシート形式で全50問の4択方式。

そこで気になるのが、マンション管理士試験の合格率。合格率は平均7%台となっている。マークシートだからと甘く見ないことだ。おおよそ正解数が36問のあたりが合格・不合格の分岐点となっているようである。